節分の祈祷を済ませたその足で、石川県加賀市にある「中谷宇吉郎 雪の科学館」へ行ってきた。 氷点下の冷え切った先日の朝、バケツの水が見事な氷の模様をちりばめて形を成していた。植木鉢には3センチくらいの霜柱まで!!。 それを見て雪の結晶が無性に見たくなったのだ。 20数年前に一度行ったきりだったのだが・・・。うまい具合に私たちだけの静かな館内だった。映像ホールで「科学する心 中谷宇吉郎の世界」を見た。その中で宇吉郎が雪の結晶に打ち込むきっかけになった一つに「雪の写真家ベントレー」の写真を見たことによるとあった。へぇぇ~そうだったんかぁ・・・と、思わす興奮。「雪の写真家ベントレー」は、毎年6年生に必ず開き読みに選んでいる本だからなのだ。ベントレーのとった雪の結晶の本も文庫にはある。どらごんメンバーとして共通点を見いだせた喜びでトリビアを得たお得感につつまれた。「雪は天から送られた手紙である」 ロマンティックな言葉を残した宇吉郎のエッセイも又、雪の結晶のように一瞬の輝きを美しい言葉で切り取っていて素敵なのだ。雪の降る日の読書に中谷宇吉郎「雪は天からの手紙」(岩波少年文庫)を読み返してみたくなった。 (池)
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