またまた、鏡開きの前後にかけて60年前に発行された名作「ドリトル先生のサーカス」を読みふけった。シリーズで12冊発刊されている。さらに出版社も数社にわたっているからその名前は昔から知っていた。知っていたけれど読みたいと思う思いとか、手に取って開いてみるということがなかった。本との出逢いというのもなにがしかの縁というものがあるのだろう、と思いたい。そんな屁理屈をこねて自分を納得させている自分がいる。現代の動物事情を羅列してみてもドリトル先生・ヒューロフティングが示していることへの気づきが遅きに失したと感じつつ、どきどきはらはらさもありなん、とおもしろく読み終えたときには安堵の喜びが湧いていた。(池)
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